2011年3月19日土曜日

支援物資について、自民党の対応

東北関東大震災の発災後、まもなくして、地元の方から、東北に支援物資を運びたいから協力してくれと言われました。しかし現地やガソリンの状況から、今は個人で動く時ではないと伝えました。

Twitterでは、「被災地に個人で食料や衣類を届けに行くという動きがあるようですが、絶対におやめください。帰りの食料やガソリンは間違いなく確保できません。できたとしたら現地の貴重な食料、燃料を奪って帰ることです。善意がかえって迷惑になります。ガソリン不足が解消するまでお待ちください。」というような投稿も出ていたからです。

せっかくの善意を断るようで、心苦しい面もありましたが、理解していただけることを願っています。

愛知県や安城市などの自治体も、現時点では、個人の支援物資の受付は、現地の状況などから、受付していないところが多いようですが、自民党は、自前のネットワークと、輸送手段を確保して、物資を限定する事で、受け付けています(スゴイ!)

ご協力いただける方は、党本部、自民党愛知県連、または、私まで、ご連絡下さい。

●緊急救援物資提供のお願い

 被災者支援のために、自民党では、所属議員や各都道府県の支部組織を通じて企業・業界団体などに飲料水、食料、生活物資を始め緊急救援物資の提供をお願いしております。
 併せて、自民党本部では、一般の皆様からも下記の物資の提供を受け付けておりますので、ご協力宜しくお願い致します。
乾電池、携帯充電器(乾電池式)、紙おむつ(幼児用・介護用)、生理用品、携帯カイロ、アルコール性ウェットティッシュ
※未使用のものに限らせていただきます。その他の物資の送付はご遠慮下さい
 配送及び現地受け入れの都合上、メーカー・製造元が出荷するケース(箱)単位での提供をお願いいたします

緊急のお願ポリタンク(20リットル用)を至急ご提供いただける方を求めております。
期間:3月15日(火)~3月31日(木)
送付先:自由民主党本部 緊急救援物資係
〒100-8910 東京都千代田区永田町1-11-23 
電話03-3581-6211(代表)


2011年3月16日水曜日

防災士として防災を考える

 3月11日 午後2時46分ごろ、マグニチュード 9.0 を記録する地震が東北地方太平洋沖で発生し、停電や火災、津波などの被害が拡大しています。被災をされた皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りしています。


私は、県会議員と同時に、NPO日本防災士機構認定の「防災士」という資格を持っていることから、今回の地震の発生は、人ごとではありませんでした。議員として、防災士として、私の知っている事を、皆さんと共有してこそ、東北大地震で、私たちが感じたり学んだ事が活かされるような気がしています。


■東海、東南海、南海地震の発生は?

 向こう30年間に、東海地震が発生する確率は87%、東南海地震は70%、南海地震は60%だと言われています。つまり、「必ず来る」ということです。そして「来る以上、備えておく」のが大切です。

 今回の東北大地震の様に、この地方でも3つの地震が同時に発生した場合、中央防災会議が行った被害想定の最大値によると、倒壊家屋が940,000棟、死者24,000人、81兆円の経済損失が出ると言われています。


■どう備えたらいいのか?

 私も、東北大地震での津波の恐ろしさを初めて知りました。安城市に限って言うなら、最も低い場所が海抜0.5mなので、津波被害よりは、建物や家具の転倒による窒息死や圧迫死が心配されると思います。実際、阪神淡路大震災では、約8割の方が家屋の下敷きになって即死しています。

 対策としては、やはり家具の固定、既存不適格の家屋(S56年以前の家)であれば、耐震改修ということにつきます。

 その他に、裏面の非常持ち出し品を備えておくことも大切です。

 また通勤通学で安城を離れる方は、家族と連絡がとれるように、災害伝言ダイヤルの掛け方をメモして財布に入れておくのも良いでしょう。合わせて、帰宅困難者になった際に、どのルートで家に帰るのかも、家族に話しておく事も大切です。安城なら国道1号線を通って帰れば良いと思います。この道路の沿線のコンビニ等では、水、トイレ、情報の提供をしてくれるように愛知県と協定が結ばれています。


■愛知県の耐震化はどうか?

 愛知県内の施設の耐震化は、表の通りです。建物は全国平均より進んでいますが、海岸堤防などは、遅れています。愛知県の堤防はS34年の伊勢湾台風以後に作られたものが多く老朽化が進んでいます。

 私たちの安心安全を守るため、徹底した行財政改革を行い無駄な事業を見直し、こういう事業に税金を使うことが必要だと私は、考えています。


愛知県の耐震化の進捗状況

主な対象(調査年)

進捗状況

全国平均

幼稚園(H22.4)

92.1%

66.2%

小中学校(H22.4)

91.9%

73.3%

高等学校(H22.4)

67.9%

72.9%

特別支援学校(H22.4)

95.0%

97.9%

災害拠点病院(H21)

64.5%

62.4%

公共施設等(H21)

86.1%

70.9%

海岸堤防(H21)

約30.0%

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河川堤防(H21)

約56%

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橋りょう

約37%

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下水管 (H21)

約15%

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下水処理場(H21)

約76%

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2011年3月10日木曜日

議会運営委員会 進行係

県議会で議会運営委員会の進行係というのをやっています。2年間の役で、今議会が最後になります。議会中に大声で「 ギチョー!」と言って、今日の議会はここまでとか、採決を一括でやるように議長に求める動議を出す係ですが、本会議のある日の前日は、鉄道が遅れたり、道路が渋滞したりして遅刻してしまうと、議会の進行ができなくなるとういう係なので、絶対に遅刻しないように、名古屋に泊まるように先輩議員からアドバイスされていましたので、そうしています。明日は、本会議がないので、久しぶりに自宅で休めます(^-^)
選挙が近づいている今議会は、県議会が終わると、地元へ急いで帰って用事をすませて、家で食事をして、お風呂に入り、明日の身支度をして、名古屋で寝るために家を出るという変則的な生活が続いています。でもあと一回で終わります。頑張ろっと‼


ーiPodか送信

2011年3月9日水曜日

子宮頸がんワクチンの無料化

新聞やテレビでワクチン摂取の副作用の問題が取り上げられていますが、それとは別に、女性が安心して子どもを生み育てやすい環境づくりの一つとして、子宮頸がんのワクチン摂取の無料化を求めています。

23年度から公費助成が始まるため、個人負担は、これまでより大幅に軽減されますが、それでも一部の自治体では個人負担が残ります。

接種対象が、中学1年生から高校1年生の4学年の実施で、県内では、32の自治体が無料、22の自治体が有料での実施になります。中には財政負担の問題から、4学年の接種が一度にできない自治体もあるようです。

安城市など、財政力の豊かな自治体は無料で接種できるようになりますが、そうでない自治体では、一回当たり1,000円〜10,000円の自己負担になるようです。

安城市のことだけを考えれば、無料だから問題ないわけですが、県全体を考える時、子ども健康に関わる事ですので、自治体の財政力によって差が出るようなことはなくしたい。私は、そう考えていまします。

ーiPodから発信

2011年3月7日月曜日

会費値上げの話を聞いて思うことー行財政改革

昨日、市内のある協会の会長さんが話をしてくれました。「市町村合併で、協会も合併して、各市町の協会も数が減って、負担金が集まらなくなったので、いままでのようにやっていくには、今年から会費を値上げしないといけなくなりました」


事情があるだけに、なるほどと理解できる話だったけれど、ちょっと待てよ。


こんな風に、言葉を置き換えたらどうだろうか「景気が悪くなって、税金が集まらなくなったので、いままでの通りやっていくには、今年から税金を上げないといけなくなりました。」


景気が低迷し、少子高齢社会になり、税収が減り、人口が減る傾向がある中で、これまで通り、良かった時代の行政サービスを維持しようとすれば、税金を上げるしかなくなります。当然、税金を、今必要な施策に割り当てる余裕もなくなります。


これまでやってきた事を、見直すことは勇気のいることだと思います。反対する声も当然出てくると思います。でも、いつまでも、これまでと同じようにやっていくことはできません。それどころか、これから時代に向けて、今から始めておかなければならないことも、できなくなってしまいます。


これからの時代に、本当に必要な事は何か。

今、やらなければならない課題は何か。

こうした視点で、徹底的に行政サービスを見直す、行財政改革が必要だと思っています。


2011年3月6日日曜日

4000本のユキヤナギを植樹ー人や地域が育つ取り組みに感動

 3月6日NPOいのちの森づくりの主催の植樹祭が、安城のデンパークの隣の半場川の河川敷で行われました。3回目の今回は、第1回の時に植えた300本の桜の木の間に、約4000本のユキヤナギを植えました。風もない穏やかな朝、市内外から、とても大勢の家族連れが参加してくれて、賑やかな植樹祭となりました。

 私も、この植樹祭には、立ち上げの時から、お手伝いさせていただいていることから、思い入れがある会ですので、今回もしっかり参加させていただき、農林高校の生徒さんに手伝ってもらって、16本の苗を植えてきました。高校生も、植物は手をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれるのが、うれしいと話してくれたのが、印象的でした。

 桜とユキヤナギが育つまでには、まだまだ時間がかかりますが、いまから桜のピンクとユキヤナギの白のコントラストに、半場川が彩られるのが楽しみで、楽しみで、待ちきれません。

 苗を植えながら、木が育ち、木の世話や草取りを通じて、人と人のつながりが生まれ、人の心が育ってくるのを感じるとともに、こうした活動を通じて、地域が育ってくるのを実感しました。

 市民やNPOの皆さんが行う、こういう取り組みを、行政が後押しすることを是非、進めたいと思っています。