2011年1月18日火曜日

私が自民党に残るワケ…

知事選挙の告示が間近になりました。私の地元の大村さんが出馬を決めた事で、私の思いを皆様にお伝えしたいと思います。

■地元に国会議員がいることの意義
 皆様と同じように、私も大村さんには地域の課題などで、お世話になっています。最近のことでは、昨年12月に開設された安城更生病院に総合周産期母子医療センターの補助金返還の免除のことでお願いしました。地域のことがわかっている国会議員が身近にいることで、病院の概要や計画の経緯などを最初から話さなくても、すぐに理解してもらえることが、大変ありがたいと感じています。  
 そうした国会議員を地元から送り出すために、一昨年の衆院選をはじめ、これまでの総選挙で、陣頭指揮をとって支えてきたつもりです。
 このようなことから、普通に考えれば、今回の大村さんの出馬に際しても、今まで通りに行動を共にすれば良いのですが、今回は難しいと感じています。

■地域の声を国に届ける国会議員を自民から
 随分前のことになりますが、1994年に選挙制度が中選挙区から小選挙区になった時に、この地域に衆議院議員がいませんでした。その際に「この地域から国会議員を出そう」「自民党から地域の声を国に届ける地元の人を出そう」ということで、大村さんが誕生した経緯があります。
 今回、その大村さんが知事選挙に挑戦することになり、この地域には、再び自民党の国会議員が不在になってしまいます。
 今の民主党政権に、いつまでも国政を任せておけないと感じている方が増えてきています。総選挙は、いつあるかわかりませんが、その時には是非、自民党から新しい人を出したいと思っています。
 外交や防衛、税制や医療保険制度など国が制度設計を行う分野はもちろんですが、東海・東南海地震などの災害対策では、地元に精通した議員の存在が不可欠です。

■安城の自民の旗を守りたい
 地域の声を国政に届ける人を自民党から出したいという強い思いから、今回、私は自民党に残って安城の自民の旗を守っていきたいと考えたからです。そうでなければ、安城から自民党議員が一人もいなくなってしまうと同時に、自民党そのものもなくなってしまうことになるからです。

 自民党も、今は情けない状況ですが、地域に根ざした政党として、必ず再起できると信じています。1月6日に自民党副総裁の大島理森さんが来県された際にも、13区の県議会議員全員で、この思いを伝えさせていただきました(写真)。
 これらの理由で、私は今回の知事選では、自民党が支援する「しげとく和彦」さんを支援します。
 地元の状況や、自分の選挙を考えると、大変難しい選択に、これまで感じたことのない重圧を感じていますが、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。